不登校→医師と弁護士になった夫婦の昔語り

私達が立ち直る為に必要だった、両親から贈られた本の紹介

僕の昔語り 一

はじめまして、早速ですが僕の学歴、経歴と共に不登校歴をお話しします。ありのままをお話しさせて頂きますので、ご不快に思われたら申し訳ございません。

 

小学校は公立の小学校に通っていました。

 

小学校3年生から、欠席が増え始め、4年生の頃には不登校が始まりました。

 

学業に不安を感じた母が、知り合いに会いたくないと言う僕を、隣の市まで塾や習い事の送迎をしてくれたのも小学校4年生からです。

 

結局、小学校の卒業式も出ることはなく卒業し、僕は私立の男子校に進学しました。

 

そこはいわゆる進学校と呼ばれる学校で、僕は電車で通学することになりました。

 

中学1年生の一学期には友達もできました、クラブ活動も楽しく感じ、充実していたのですが、二学期が始まる頃には、電車に乗れなくなってしまいました。

 

始発の各駅電車で、乗ったり降りたりを繰り返しながら通学していましたが、10月頃には保健室登校をするようになりました。

 

そして中学2年生の頃には、中間、期末、模擬試験などのみ保健室で受ける形となり、そのまま中学3年生まで進みました。

 

私立だったこともあり、そのまま内部進学という形で高校へ進学できました。

 

高校教育は義務教育ではなく、ここでまた不登校になってしまえば自分の人生は終わるものだと感じていましたが、1年間で3分の1も行けず、高校2年生の春には別の私立の高校へ転学しました。

 

それでも学校に通うことができず、高校卒業の単位がもう間に合わないと絶望した時、通信制の高校を転学先の先生に教えてもらい、転学しました。

 

通信制の高校は、大学のようなシステムで、必要な単位の授業を受けに行くのですが、僕はその日数を極力減らすため、大学検定も併用しました。

 

そして、2年間の間に受験勉強のプランを塾の先生と両親と立て直し、現役で医学部合格、現在では医学部で博士号も取得し、眼科医として勤務、三児の父になりました。

 

医学部に進学しても、順風満帆とはいかず、大学3回生で不登校、研修医も1年お休みを頂きました。

 

今まで、何をそんなに恐れていたのか、何を見ていたのか、まるで憑き物が取れたかのように視界が綺麗に広がったのは結婚した時、そして恐れていたもの、見てきたものの原因が分かったのは、子どもを授かった時でした。

 

ただ、今の僕にいたるまで、僕が両親から受けてきたたくさんの感謝の中に本との出会いがありました。

 

小学校4年生からの不登校、僕の不登校歴はほぼ6年、成人してからの不登校や出勤拒否を入れれば8年。

 

その中の最初の6年間の間、僕は2000冊以上の本を母親から贈ってもらいました。

 

絵本、児童書、図鑑、辞典、事典、画集、写真集、専門書、小説、問題集や資料集や時には漫画に至るまで。

 

それは6年間で主に母とぶつかりあった時、喧嘩をした後、母が遠方の本屋さんから送ってもらったものでした。

 

一度に1冊の時もあれば、僕が中学生の頃、家の壁に穴を開けた時なんかは、まとめて10冊もらったこともあります。

 

そのおかげで、僕はたくさんの時間を読書にあてることができました。

 

学校教育の中だけでは見れない人の名前をたくさん見ることができました。

 

たくさんの人が、本に込めた思いを知り、様々な職業があり、生き方があると母は、本を通して僕に時間をかけて教えてくれているようでした。

 

そして、それらが僕の知識の基盤になり、現役で医学部に合格することができたんだと思います。(もちろん、そこから人生うまくいったわけではなく、何度もつまづきました)

 

大学生になった頃には、日常的に本を読むことが習慣化していました。

 

両親が贈ってくれた本以外の本、もちろん漫画も含めてたくさんの本を読んでいた僕は、学生時代から論文をたくさん読みました、それは今も変わらない習慣です。

 

そして、22歳の頃、僕がちょうど2回目の3回生をやり直している時に、今の妻と大学の図書館で出会いました。

 

その出会いから、交際を経て結婚し、現在家族五人で仲良く暮らしています。

 

あの時、もし本との出会いがなかったら。

 

今の僕の人生は、ここにないでしょう。

 

そして、もし不登校のお子さんとの接し方や将来について悩んでいらっしゃる保護者の皆様、そしてもしご本人がこのブログを読んで下さったら、どうぞ両親から贈られた本や、今でも本の虫になった僕のおすすめする本を手にとって見てください。

 

不登校になり、将来が不安なご本人様、そして保護者の皆様のお役に少しでも立てることができれば、こんなに嬉しいことはありません。